浄瑠璃人形～室原文楽保存会（養老町）

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　今日も引き続き、浄瑠璃人形の記事です

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　「室原（むろはら）文楽保存会」

http://www.ginet.or.jp/yoro/kouhou/16-10/pdf/02.pdf#search=%27%E5%AE%A4%E5%8E%9F%E6%96%87%E6%A5%BD%E4%BF%9D%E5%AD%98%E4%BC%9A%27　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

　　　　　江戸時代の読本の『絵本太閤記』などから戯曲化されたもので、明智光秀（武智光秀）の謀反から

　　　　　織田信長（尾田春長）が討死し、羽柴秀吉（真柴久吉）が光秀を討つまでの１３日間を一日一段と

　　　　　して順序立てて十三段に分けて脚色されたのです

　　　　 通称「太十」と呼ばれるのは十段目、「尼ヶ崎の段」です

　　　　 尼ヶ崎に閑居する老母皐月のもとへ光秀の妻操が、嫁初菊を伴って見舞いに来る

　　　　 光秀の一子十次郎も出陣の許しを得るために訪れ、初菊と祝言して出陣する

　　　　 一方、武智方の勇将四天王但馬守に追われた久吉は、僧形となって宿を求めて来る

　　　　 光秀は跡を追ってやって来て久吉（羽柴秀吉）を討とうとしたところ、誤って母を刺す

          久吉と光秀は勝負を天王山で決しようと別れるといものです
          最近は上演されるそのほとんどがこの段に限られ親しまれているこの作品は、近松柳・

          近松湖水軒・近松千葉軒の合作で、寛政１１年（１７９９年）７月に大阪豊竹座初演された