古代への誘い~”山田寺跡”&”大伴夫人の墓”&”藤原鎌足 生誕地”



  前回までで、まだ半分も明日香村記事が終わっていないので、今日は少し詰め込みました(笑)
  8時に桜井市のガストを出て最初に来たのが、明日香村手前の桜井市にある、この山田寺跡でした


  山田寺(やまだでら)は、初期の仏教寺院でした
  大化の改新の時に右大臣だった蘇我倉山田石川麻呂の発願により7世紀半ばに建て始められ、石川麻呂
  の自害(649年)の後に完成しました

  石川麻呂は蘇我一族で、蘇我馬子は祖父、蘇我蝦夷は伯父、蘇我入鹿は従兄弟にあたります
  蘇我氏の一族で、蝦夷、入鹿らの蘇我氏本宗家とは敵対していて、中大兄皇子(後天智天皇)、中臣鎌足
  の反蘇我勢力と共謀して、645年に起きた「乙巳(いっし/おっし)の変(蘇我入鹿暗殺事件)」に加担しました
    入鹿の誅殺をはかった際、その暗殺の合図となる朝鮮使の上表文を大極殿皇極天皇の前で読み上げた
    のが、石川麻呂です

  平安時代には藤原道長がこの寺を訪れて、堂内の「奇偉荘厳」は言葉で言い尽くせないほどだ、と感嘆して
  おり、11世紀前半には山田寺の伽藍は健在し、その後、荒廃して行ったようです

  大正10年3月史跡に指定され、昭和27年「山田寺跡」として国の特別史跡に指定されました
  山田寺跡は昭和50年に国有地化され、以後本格的な発掘調査が実施されています


                                「山田寺跡」  
                   
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山田寺跡は明日香村の手前に案内看板があったので寄ってみましたが、ここは桜井市です
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ここには、上のような山田寺がありました
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          今回、抜けてしまいましたが、「飛鳥資料館」に東回廊が復元展示されています
          前回の時にここへ行って見ました
                               「飛鳥資料館」
                   https://www.nabunken.go.jp/asuka/annai/room2.html
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ここから、明日香村内です・・・元の道に戻らず、明日香村に行こうとしたら、ここに出ました(笑)


「大伴夫人(夫人では無く、ぶにん と言います)の墓」
藤原鎌足の母、大伴夫人の墓といわれています
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藤原鎌足誕生地」

    中臣鎌足(なかとみ の かまたり)のちの藤原鎌足(ふじわら の かまたり)は、飛鳥時代の政治家で
    日本の歴史における最大氏族「藤原氏」の始祖です
    大化の改新の中心人物であり、改新後も中大兄皇子天智天皇)の腹心として活躍し、藤原氏繁栄の
    礎を築きました
    天智天皇から大織冠を授けられ、内大臣に任ぜられ、「藤原」の姓を賜った翌日に逝去した
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「大織冠鎌足誕生之旧跡の碑」
※大織冠(たいしょくかん)とは、大化3年(647年)制定された七色十三階冠位制の最高位
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大原の里(今は小原と書いて、おおはらと呼びます)
大原・・・小原・・・混濁していて正直、分かり辛いです
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小川のような竹田川の傍に「鎌足産湯の井戸」があります・・・正面真ん中下の黄色いプレート
鎌足の生誕の地は色んな説があり、看板も少し自信なさげに映ります・・・飛鳥時代ほど古くないという
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    藤原鎌足の墓はどこにあるかと言うと大阪府茨木市で発見された”阿武山古墳”の説が強いですが、
    息子が明日香村の隣りにある桜井市の”段山神社”に移し、十三重塔を建立したという話も伝わります
    ここには行ったことが無いので、次回にはここへも寄りたいと思っています
                           http://www.tanzan.or.jp/
    この阿武山古墳には埋葬者の別の説では、一番上の山田寺を建立した蘇我倉山田石川麻呂という        
    話しもあります                          

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すぐ近くには違う井戸が・・・説明版がないので不明です
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小原神社の前には、”古代米”の黒い稲穂が垂れていました
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