”白雲座”と地歌舞伎（寿浄瑠璃三番叟）を観る

　　　　ブログ仲間の影響でしょうか？この頃、伝統的な催事、祭りごとにも興味が湧いてきました

　　　　特に今、地歌舞伎にも一歩、足を踏み入れつつあるのかなという気がします

　　　　「地歌舞伎」とは、素人が演じる歌舞伎のことで、一般的には地芝居とか素人歌舞伎と呼ばれます

　　　　地歌舞伎は、岐阜県独自の言い方ですが、地芝居ではなく、あえて「地歌舞伎」と呼びます
　　　　岐阜県は全国最多の２９の保存会があり、芝居小屋の数（１２）においても日本一とされる地歌舞伎の

　　　　メッカで、その中心的な役割を担うのが中津川市や恵那市を中心とする東濃（東美濃の略）地方です

　　　　この地域では、今もなお江戸時代にタイムスリップしたかのような芝居小屋で素人役者による芝居が

　　　　盛んに行われています

　　　　岐阜県は神奈川県、兵庫県とならび「日本三大地歌舞伎」のひとつとされています

　　　　かつて、仕事の関連でそちらの地域の仲間から、今は中津川市となった加子母村の”明治座”の中を

　　　　舞台下まで案内され、説明を受けたことがあります

　　　　その頃は町おこしや戦国時代のことに一生懸命で余裕がなく、関心が薄かったのですがその時に

　　　　目覚めていれば、地歌舞伎の舞台に立ってみたかったです

　　　　・・・と書いているうちに町の田舎芝居に無理やり引き込まれ、３度ほど出たことを思い出しました（笑）

　　　　水戸黄門漫遊記、国定忠治、清水次郎長物語だったような・・・しかも５００人位の前で・・・

         ９月１０月に地歌舞伎の公演が多くあったのですがタイミングが合わず、この１１月２・３日に公演が

　　　　あった下呂市の白雲座で行われた地歌舞伎を２日に観て来ました

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　「地歌舞伎（じかぶき）」

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　http://www.jikabuki.com/

                                                 「白雲座歌舞伎（はくうんざ かぶき）」

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　http://www.gero-navi.jp/spot_148.html

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　  　※興味のある方は拡大して見て下さい

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ここは下呂（げろ）の山中の小さな集落

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　下呂温泉から、車で２０分位にあります

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　手前の建物が”白雲座（はくうんざ）”です

　　　　　　門和佐（かどわさ）の舞台はコマ回しがあり、これが国の重要有形民俗文化財になっています

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　開演３０分前でもう半分以上席が埋まっています

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　２階席の舞台寄りが空いていたのでそこに座りました

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　開演１０分前、ほぼ満席に近くなりました

　　　　　　　　　　　今日から５回シリーズで地歌舞伎をアップしますが、舞台はミラーレスカメラに　

　　　　　　　　　　　４０－１５０mmの望遠ズームレンズに交換して撮ったものです

　　　　　　　　　　　いつも、望遠はまず使うことなく、電動パンケーキズームレンズ１４－４２mmを

　　　　　　　　　　　付けて、片手に持ってぶら散歩で気軽に撮っています

　　　　　　　　　　 上演外題～最初に「寿浄瑠璃三番叟（ことぶき じょうるり さんばんそう）」から

　　　　　　　　　　　　「寿浄瑠璃三番叟」はお祝いごとに踊られます

　　　　　　　　　　　　元々は、能楽で三番目の舞いであったことからこのように呼ばれています