岡本太郎氏制作の梵鐘「歓喜の鐘」~久国寺(名古屋)



   ブログ仲間の記事に出ていた故・岡本太郎氏制作の梵鐘「歓喜の鐘(写真無し)」が名古屋の久国寺に
   あると知り、たまたま名古屋での用事の先の場所から、2駅で行けると分かり、行ってみました



        これから1ヶ月に2回通う中区栄にある「中日ビル」・・・正式には中部日本ビルディング
        このビルは老朽化のために来年3月の閉館して、新しいビルに生まれ変わります

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上記の写真の中日ビルから道路を手前に渡ると、正面に名古屋テレビ塔がもう目の前に見えます
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このエリアは名古屋の商業の中心地です
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栄から久国寺に行くには地下鉄ではなく、瀬戸電に乗ります
久国寺の下車駅は栄の駅から2つ目の「清水駅」になります
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瀬戸電の列車・・・最終は今、将棋界で有名な藤井聡太五段の故郷の瀬戸市になります
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瀬戸電・清水駅を降りて、徒歩で5分の住宅地の中に久国寺はあります
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「天長山 久国(國)寺(てんちょうざん きゅうこくじ)」
     久国寺は慶長年間(1596年ー1615年)に岡崎市にある松平家菩提寺である法蔵寺から
     徳川家康の守護仏を貰い受けた長国守養が楠山久国寺を創建したのが始まりです
     寛文3年(1662年)に安祥長盛和尚が現在地に移設して、これをもって名古屋城の鬼門除けの
     ひとつとなりました
     山号の”天長山”とは名古屋城の本丸の天長峰の名を借り改めたものです

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          山門を入って、右手に岡本太郎氏制作の「歓喜の鐘」があります
         ご住職の知り合いに岡本太郎氏がいたという縁で梵鐘を依頼したそうです
         それは、大阪万博の有名な「太陽の塔」の5年前の昭和40年(1965年)のことでした

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       この鐘を作る際、試作品として小型のものを5つ作り、その中の1つを石原慎太郎氏が
       太郎氏と友達ということで貰い、所持しているとのことです
       その小型の試作品を息子の良純氏がなんでも鑑定団に出したところ、8000万円の値が
       ついたとのことです
       今、この久国寺の梵鐘は、何と10億円の価値があると言われています
       この方向からの鐘の下にローマ字で「TARO」と制作年の「1965」が見えます
       この鐘は大晦日に除夜の鐘として鳴らすそうです・・・一度音色を聞いてみたいものです

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上の「TARO」を大きく撮ったもの
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       この独創的な鐘は、曼荼羅をイメージしていて、上部は無数の角のように出した人間の腕、
       下部には仏、動物や魚、妖怪など森羅万象が表現されているそうです

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こちら方向には「岡本太郎」が刻まれています
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上を大きく撮ったもの
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          愛知県犬山市にある日本モンキーパークにも岡本太郎氏が万博の1年前の
          昭和44年(1969年)に完成された「若い太陽の塔」があります
                http://www.japan-monkeypark.jp/sp/map/detail_12.html

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境内には、コンクリート像で有名な浅野祥雲氏制作と言われる「観音様(護国観音)」があります
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