美濃国一の宮・南宮大社＆朝倉山 真禅院に寄ってみました

　　　岐阜県不破郡にある「南宮大社」は”なんぐうさん”という名でも親しまれ、美濃国一の宮として古来より

　　　信仰を集めています

　　　「国府の南に位置する宮」ということから「南宮大社」、古くは「南宮神社」と呼ばれるようになったと

　　　伝わります

　　　　　※「一の宮」とは一国内にある神社のうち、その国で最も由緒があり、第一番に格付けされた神社

　　　鉱山を司どる神である金山彦命を祭神としており、全国の鉱山・金属業の総本宮として古くから信仰を

　　　集めています

　　　平安時代中期の『延喜式神名帳』には「美濃国不破郡 仲山金山彦神社」と記載され名神大社に列して

　　　いるほどの神社なのに、慶長５年（１６００年）、関ケ原の戦いで焼失してしまいました

　　　そのため、寛永１９年（１６４２年）に３代将軍・徳川家光が再建したものです

　　　ここの境内には江戸時代の遺構（楼門・回廊・拝殿など）も建築１８棟が残っており、国の重要文化財に

　　　指定されています

　　　　　　　　　　　　　所在地：岐阜県不破郡（ふわぐん）垂井町（たるいちょう）宮代１７３４−１

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　「南宮大社（なんぐうたいしゃ）」

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　http://www.nangu-san.com/

　　　　　　 　　　　　朝倉山 真禅院に行く途中、関ケ原の戦いの時の吉川広家陣跡がありました

　　　　　　　　　　 　３０日記事でこの関連が出て来ます

　　　　　ここ南宮大社などがある南宮山には吉川広家他に背後には長曾我部盛親、安国寺恵瓊、

　　　　　毛利秀元の軍総勢２万８０００人が居たと言われます

　　　　　元々は大垣城方面に戦が広がった場合の対応だったともいわれますが、関ケ原の戦いでは

　　　　　東軍の池田輝政、山内一豊などと面していましたが、東軍の総大将の徳川家康の陣の背後を

　　　　　攻めることも可能であった位置でした

　　　　　吉川広家が東軍に内通しなければ、関ケ原の戦いの勝敗はもっと時間が掛ったことでしょう

　　　　　　　　　　　真禅院は、近隣にある南宮大社（旧称南宮神社）と関係の深い寺院です

　　　　　　　　　　　南宮神社では近世末まで神仏習合の信仰が行われ、神社内に仏堂、仏塔、

　　　　　　　　　　　僧坊などが建てられていましたが、明治初年の神仏分離に伴い、三重塔、

　　　　　　　　　　　本地堂などが神社西方の現在地に移され、朝倉山真禅院と称するように

　　　　　　　　　　　なったものです

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　「朝倉山 真禅院（あさくらさん しんぜんいん）」

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　http://www.ogaki-tv.ne.jp/~sinzenin/